最近またコロッケが好きになってきた。

唐突ではあるが、ジャガイモが好きである。


昔からというのではなく、ここ5年ぐらい前からのこと。

ジャガイモのバター添え（イカの塩辛プラス）、ポテトサラダ、フライドポテト、ポテトチップス

そして一番好きなのがコロッケ。それも、普通のコロッケ。

スーパーでも肉屋でも一番安いコロッケが大好物。


一番古いコロッケの思い出が、小学生のころ学校帰りに買い食いしたもの。

当時は（今から50年ほど前）、貧乏で小遣いもロクになくたまに爺さんから貰う、使いの駄賃

一回30円を貯めてなんとかしのいでいた。


と言っても、今から見るとそんなに欲しいものがあったわけでもなく、読みたい漫画は金持ちの

友達の家に行って見れるし、本は学校の図書館を利用すればよかった。

テレビも家には無かったし、増してや携帯やネットも無かった時代。

楽しみと言えば、暗くなるまで外で遊ぶ事と買い食いで腹を満たすことぐらいだった。

買い食いで一番買ったのが、コロッケ。ジャガイモに人参や玉ねぎを入れてパン粉をつけて

揚げただけのもの。これが、肉屋で1個5円。

30円なんて持ってた日には、いつも一緒に帰る友達に奢っていた。

お菓子を買うよりコロッケの方が、腹持ちもいいしソースをドバドバかけて食う幸福感。


さすがに、中学・高校となってくると様々なものが世の中にあふれてきてコロッケに幸福感を

求めることは無くなってしまった。


就職して自分の自由になるお金が貰えるようになると、ジャガイモオンリーのコロッケなど

眼中に無くなってしまった。



それがここ数年前から何故か、コロッケが気になり始めた。安いコロッケ（昔ながらの）が

売られていたりすると無条件で買ってしまう。

おう、元気にしていたかというようなノスタルジーというか旧友に会った感じ。


自分も年取ってきたのかなあとしみじみ感じる今日この頃。

若い時みたいに、バクバク食べれるわけじゃないし（量的に）大体のものは食べてきた。

そんな時原点帰りじゃないけど、ジャガイモがクローズアップされてきた。

居酒屋に行っても、ジャガイモ料理があったら必ず頼んでしまう。


ジャガイモ料理専門店かなんかがあったら、そこ一軒で完結。

都会にはあっても、地方に専門店は難しいかなあ。


常連になるから、誰か店出してくれないかなあ。

梅雨明け

2日前に梅雨が明け、本格的に夏がやってきた。

各地で雨による被害が多発したようだが、幸いにして本州最北端のわが県は無事であった。

が、暑い。夏が嫌いな（気候的に）自分にとって嫌な季節が来た。

今も室内で32℃。今年も相変わらず扇風機だけでしのいでいる。

今年こそはクーラーをと思っていたのだが、よく考えれば1週間、長くても10日ほど耐えれば

朝夕涼しい気温に戻る土地柄。無駄に購入することもないだろうと思っている。


話は変わるが、好きな番組「孤独のグルメ」もシーズン９が始まった。

内容としては以前と変わらないのだが、それがいい。

キャストが変わってしまったりしたら、興味が薄れてしまうかも。

それから原作の久住昌之さんも新しいエッセーを出した。

今回は首都圏中心のお店になるが、昔の思い出もあちこちに散りばめて、同年代の自分にも

懐かしく読める。（自分は東京に住んだことはないが・・・）

麦ソーダの東京絵日記

• 作者: 久住 昌之
• 出版社/メーカー: 扶桑社
• 発売日: 2021/07/17
• メディア: Kindle版

これを読んでいるうちに、自分も昔の事や食べ物についての事など少し書きたくなってきたので

カテゴリーに”エッセー”というのを追加して、書いていこうかなと思っています。

単なる自己満足、自分史的なものですので悪しからず。

書き込みも今まで通り、不定期なので気が向いたら覗きに来てみてください。

よろしくお願いします。

タグ：梅雨明け エッセー 孤独のグルメ 久住昌之