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見えない敵 [独り言]

新型コロナウイルスの蔓延が止まらない。毎日の報道を見ていても、軽いと言ったり

深刻な事態と言ったり日々状況が変わるので、どれが本当なのかわからない。

先月の今頃はこれほど広がるとは思ってもいなかった。

何せよ敵が見えないのだから、どこまで気を付ければよいのかわからない。

マスクだけで防げるのか、手洗い励行と言っても限界があるし。

とにかく終息するのを待つしかないのか。おかしいと思ったら人中には出ないことだ。


自分も何年か前、肺炎を患った事がある。レジオネラ肺炎と診断されたが、初めは風邪だと

思い、風邪薬を飲んでいたが熱が収まらない。近くの病院に行ってみたが、ヤブだったのか

点滴一本打っただけで帰された。そのうちにだるさが酷くなり大きな病院へ行ったところ

肺炎と診断された。即日入院という事で、ICUに入ったのだが結局2週間ほど治療を受けた。

酸素吸入と点滴で非常に苦痛(精神的に)だった。呼吸が苦しいとかの自覚症状はあまり感じ

なかったのだが、とにかく酸素吸入のマスクを着けているのが苦痛だった。

退院時にレントゲンを見せてもらったら、両肺が真っ白(反転画像なので実際は真っ黒)。

医師の話だと最初は命の危険さえあったという。話を聞いてから怖くなった次第。


という訳で、熱が続き体のだるさが酷かったら肺炎を疑うべき(速攻で病院へ行きましょう)。


あと、こういう大変な時期に悪事を考える輩には本当に腹が立つ。マスクやトイレットペーパー

を買い占めて高く売りつけるとか。何故そんなことを考えるのか。ろくな死に方をしないぞ。

転売目的じゃなしでも大量買い占めに行く輩も、自分が良ければ他人はどうでもいいのか。

よく海外のニュースで暴動とかが起きると略奪に商店とかに押し入る輩と同じだと思う。

それから自分の思い込みでデマを流す奴。そんなことをSNSにアップするくらいだったら

自分だけで黙って買ってればいいじゃないか。あっ、それじゃ買い占め野郎と一緒か。

書いているうちに腹が立って何を言いたいのか分からなくなってきた。


みんな、とにかく落ち着こう。あせったり騒いだりしたって見えない敵には敵わないのだから。

一般人は専門家に任せて、じっと待ちましょうよ。こんな時は他力本願で(使い方間違ってる?)


個人的にはオリンピック中止にならないように、祈ってます。




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蝮の孫 [本]

世の中、コロナコロナと何かと騒がしく外出もままならない。

求職中の身としては、出掛ける用事もあまりなく、読書三昧の毎日となっている。


今日は、最近なかなか面白い小説を読んだので、紹介してみたい。

大河ドラマ「麒麟がくる」放映中で明智光秀が何かと話題になっていますが、

同時代のお話。題名は「蝮の孫」。

歴史好きなら「マムシ」と聞けばすぐ思いつくのが、戦国武将の斎藤道三だろう。

その孫なのだから斎藤龍興のことだということは想像がつく。

美濃斎藤家と言えば、土岐氏に仕え下克上で城主になった道三の話が有名で

娘を織田信長に嫁がせたとか、息子の義龍に殺されたとか何かと騒がしい大名。(ザックリ)

その孫の龍興となると当時斎藤家に使われていた竹中半兵衛に城を奪われたという事

ぐらいで、あまり活躍したということは聞いていない。

というわからない状態で読み始めたら、最初はやはりバカ殿ぶりが書かれていて三代目ねえ

という感じでしたが、徐々に変わっていく姿が面白くあっという間に読了。

小説なので史実かどうかはともかく、どうなるどうなると読ませる作者の術中に嵌ってしまった。

歴史小説というと何かと資料を表に出して、睡眠本と化してしまう物が多いが(ただ単に自分が

そう思っているだけかもしれないが・・・)、難しいことはサクサクと流し、戦い場面は

情景が浮かぶようなワクワクした描写をした小説が大好き。

思わずこの作者の作品を読んで行きたいと思った次第。

面白い小説を読み、想像の世界に入っている時が至福の時。


積んどくの本がまだいっぱいあるので、この機会に読んじゃおうかな。



蝮の孫 (幻冬舎時代小説文庫)

蝮の孫 (幻冬舎時代小説文庫)

  • 作者: 天野 純希
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2019/12/05
  • メディア: 文庫



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