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やりきれない、ニュース。 [独り言]

昨日は、猛吹雪。

一昨日の天気から一変。雪風共激しく列車は雪に埋もれ、交通は遮断された。

同じように北海道も猛烈な嵐に見舞われた。

そんな時目に飛び込んできた一つのニュース。

行方不明の父娘発見=父親死亡、9歳女児は無事-北海道

これを見てもう、やりきれなくなりました。


立ち往生した車。危険と判断した父親。自分と同世代の父親です。

子供が9歳なので遅く生まれた子なのでしょう。

可愛い盛りです。父親は難を逃れようと必死に建物を探します。

周りは猛吹雪。一寸先まで見えません。

大人でも恐怖を覚えるような吹雪です。

難を逃れようと、必死に深い雪の中を歩く親子。

寒気は容赦なく体温を奪っていきます。

何分いや何十分彷徨ったことでしょう。

やっと小屋を見つけた。

「これで、少しは吹雪を防げる。助かった」と思ったでしょう。


しかし、小屋には鍵が掛けられていて中には入ることができなかった。

ここまで嵐の中を彷徨った為、体力は残っていない。

しかし、このままでは二人とも死んでしまう。

そこで父親のとった行動は、少しでも娘を風雪から守ることだった。

可愛い娘の盾になり、娘を助けることしか頭になかった。

泣きながら父にすがる娘。だんだんその声が遠ざかる父・・・・・・。


あくまでも想像ですが、このような状況だったのではあるまいか。

次の日発見された時には父は冷たくなり、娘は凍傷を負ったものの無事だったという。

これほどの親子愛があろうか。

我が子を産まれてすぐ殺してしまう残忍な人間もいれば、わが身を犠牲にしても娘の命を守る

親もいる。泣きましたよ、このニュースを見て。


悲しい雛祭りとなってしまいましたが、この子には一生父親を誇りに思い、

元気に生きて行ってもらいたいと心から思います。


改めて素晴らしいお父さんのご冥福をお祈りいたします。
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コメント 2

八犬伝

本当ですね
あまりにも痛ましいニュースが飛び込んできました。
身を挺して子どもを守った。
何とも偉大な生き方であったと思います。

心より、お悔やみ申し上げます。
by 八犬伝 (2013-03-04 20:42) 

odosama

後日、テレビを見たら親戚に預けられた娘さんが元気でした。
おとうさんのことは、覚えていたようでまた心が痛みました。
by odosama (2013-05-18 16:43) 

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