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「あん」 [本]

久しぶりに本について書く。ドリアン助川氏の「あん」。

はじめは、こんなペンネームの人が書くものは自分には合わないなと

気にもしていなかったのだが、昨年亡くなった樹木希林さんが、いい演技をしていた

と聞き、映画を見る前に読んでみるかなというのが動機でした。


結論から言うといい小説でした。泣けました(最近年のせいか、よく泣くけど・・・)。

読んだ後、テレビで偶然映画が放映されて見ました。

やはり、読んでから見ると脚本の善し悪しがよくわかる。

これだけの長い話を2時間ぐらいの映画にまとめるのは大変だろうな。

この映画に関して言えば、よくできていたかなと思う。


キャスティングも良かった。永瀬正敏さんのどら焼き屋の店長も希林さんの

友人の市原悦子さんも良かった。ただ、市原さんの使い方がもう少しだったかな

(脇役にしてはもったいなかったという意味で)。

内容に関してはバックに松本清張の「砂の器」のと同じように重いものがあるのだが

ほのぼのとした人情ドラマになっているのは、原作がいいのかキャスティングに

あるのか、どちらから先にみても、素晴らしい作品だと思いました。




あん

あん

  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2013/02/06
  • メディア: Kindle版



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