SSブログ

やはりシーナは、面白い。 [本]

この間から北方謙三の三国志を読んでいるが、一気に読み続けるのもきついので

箸休め的な本を読みたい。


ということでこの間BOOKOFFから買ってきた文庫を。

P4120001.jpg

椎名誠のエッセー2冊。一冊105円也。


実はこのエッセー、30年ほど前に読んでいるのだが懐かしさに思わず買ってしまった。

「国分寺書店のオババ」は、椎名誠のデビュー作。

昭和軽薄体と称する文体が実に面白いのだ。

要するにくだけた話し言葉で書かれてある。

それと擬音がやたらと登場する。

ドバババババーンとかギロギロとか。

あと、ある一定の団体に対する歯に衣着せぬ発言。

毒がたっぷりという感じ。

昔のビートたけしに通じる毒がたっぷり。

それが嫌味ではなくひたすら痛快に感じるのだ。

椎名も若く、自分も若かったから共感する部分があったからかなと思える。

最近はどちらも歳を取り、毒が中和されてきて面白みが少し減った。

シーナも今や押しも押されぬ人気作家になったから、やばいことも書けなくなっただろうし・・・。


70年代から80年代、若者はどういうことを考えまた行動していたのかを知るうえでも

非常に参考になる本である。(大袈裟かな?)

自分がエッセー好きになったきっかけの本でもあるので、ぜひ紹介をしたかっただけです。

興味のある方は、ご一読を。
nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。