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あまちゃん、再び [本]

「あまちゃん」が終了して3か月。未だに「あまロス」が続いていた。

DVDを買えればいいのだが、懐が寂しくてなかなかふんぎれない。


そうこうしているうちに朗報が。

なんとシナリオ集が刊行されるというのだ。

待ちに待って、このたび手に入れました。1部・2部同時購入。

2冊で3570円。まっ、DVDよりはリーズナブル。

読んでわかったのだが、完全シナリオということで放送でカットされた場面も読めるのだ。

これはお得。


実をいうと4月の放送は見ていなかったので、ここの部分を読むのも楽しみだったのだ。

見てから読むという形になったため、登場人物が喋っているのを想像しながら読むことに

なるのだが、これ以上はないというキャストだったので頭の中で変更しなくてもいい。

と言うのも、映画でもドラマでも見てから読むというのが結構ある。

そんな時、キャストが気に入らない場合自分の好きな俳優を頭の中で置き換えて読んだりする。

でも「あまちゃん」に関してはその必要がなかったのだ。

宮藤官九郎氏がキャストを決めて書いたとしか思えないほどの出来栄え。(そうなのかもしれない)


とにかく、それこそ重箱の隅をつつくように読める(変な表現?)。

これが手に入ったからには「あまロス」ともおさらばである。


もったいなくて毎日少しずつ読んでいる。


やはり続編は書くべきですね。


JJJ再び。



NHK連続テレビ小説「あまちゃん」完全シナリオ集 第1部 (単行本)

NHK連続テレビ小説「あまちゃん」完全シナリオ集 第1部 (単行本)

  • 作者: 宮藤 官九郎
  • 出版社/メーカー: 角川マガジンズ
  • 発売日: 2013/11/30
  • メディア: 単行本



NHK連続テレビ小説「あまちゃん」完全シナリオ集 第2部 (単行本1(5000円未満))

NHK連続テレビ小説「あまちゃん」完全シナリオ集 第2部 (単行本1(5000円未満))

  • 作者: 宮藤 官九郎
  • 出版社/メーカー: 角川マガジンズ
  • 発売日: 2013/11/30
  • メディア: 単行本



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「出口のない海」 [本]

戦記物が続きますが、これも太平洋戦争で特攻と言われた人間魚雷「回天」の物語。

作者は「半落ち」でも有名な横山秀夫さん。

こちらも資料を使っていますが、「永遠の0」ほどは、くどくない。

というよりもこれぞ小説という感じで、読み始めたら最後まで止まらない。

そして、・・・泣ける。

主人公こそいいとこのお坊ちゃんで甲子園優勝投手というなんかありがちな人物像だが、

敵対する競走部(陸上部)の北という人物がこの時代大多数を占めるであろう役回りで

共感が持てた。


戦地に赴くとなったら死は覚悟しなければならないわけだが、助からない訳ではない。

しかし、特攻となると飛行機にせよ魚雷にせよ死ぬことは当たり前なのである。

そんな時の人間の気持ちとは、もちろん本人にしかわからない訳だが、作者は

その気持ちをこれでもかというほど書き込んでくれる。


たまたま機器の故障で目的を達することができず、帰還してくると待っているのが

上官の鉄拳制裁。なんと理不尽なことだろう。

でも、あの時代は当たり前の事だったのだ。


国のために見事に敵艦隊を撃沈し、命を捧げるというのが帝国軍人。

今の時代、理解不能。違う人種。

だけど、同じ日本人なんだよね。

確かに意識が違うだけで、話す言葉も顔だちも日本人なんだよね。


自分も生まれたのが終戦後十数年。復興が早かったのか戦争の傷跡みたいなものは

あまりなかったが、今よりは人間関係が良かったかなあと感じる。

昭和の、そう「三丁目の夕日」時代そのもの。

隣近所も良きにつけ悪しきにつけ、干渉しほうだい。

悪さをすると知らない大人にも叱られる。

気骨のある人が多かった。親もやいのやいの言わない。


それでも、何もなかったけど楽しかった。

皆貧乏。ズボンに継ぎあてなんて当たり前。

鼻の下は青っ洟でづるずる。でも、皆元気で楽しかった。

良かったなあ、あの頃に戻りたい。


本の話をしていたんですね、なんか昔に戻ってしまいました。

でも、戦争時代までは戻りたくないですね。

これからも、平和な時代が続きますように・・・。



そう言えば、この本を見つけたのは本屋ではない。

音楽から・・・。

竹内まりあさんの「返信」という曲を聴き、すごく悲しいけどいいなあと思ったのが最初で、

その曲は映画「出口のない海」の主題歌だった。

どんな話なんだろうと思ったのがきっかけでした。 



出口のない海 (講談社文庫)

出口のない海 (講談社文庫)

  • 作者: 横山 秀夫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/07/12
  • メディア: 文庫



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「永遠の0」 [本]

ベストセラーはあまり読まないと書いておきながら、300万超えの「永遠の0」を読んでみました。

言い訳ですが、この本そのものは文庫が出た3年前に購入していたのですがなかなか読む機会が

なく今日まで本棚に飾ってありました。(ベストセラーだから買った訳ではないというのを言いたい訳)


さて、これほど売れていると今更あらすじを書いたところで意味もないので、感想だけを少し。

実にたくさんの資料を読み込んで、当時の戦争がどれだけ悲惨だったか、軍の上層部の身勝手さ

でどれだけの尊い命が失われたかがよくわかる。これに作者の創作の恋愛小説的な要素を絡めて

デビュー作としてはよくできている小説だと思う。人物描写もなかなか良く書けているし、主人公に

感情移入させられてしまう場面もあった。だが、資料を引用した史実の場面があまりにも悲惨な為に

創作部分が余計な付け足しっぽくなってしまったのは残念だなと思った。

この小説を読んで泣けたという書評もたくさんあるが、自分は泣けなかった。

あまりにもありえない話(だから小説なんだろうけど)すぎて、ピンとこなかったというのが本音。

それに、史実をこれでもかと詰め込みすぎたために長すぎる。

最初に3年も本棚に飾ってあったと書いたが、導入部分がつまらなくなかなか読み進めなかった

というのが本当のところ。その時の気分もあるし・・・。

今回は導入部を我慢して読み進めたら中盤から一気にラストまで読めた。

ラストのどんでん返しは、なかなか面白く「やるな!」とは思ったのですけどね。


話は本の感想から逸れるが、自分の両親も戦前生まれなので戦争は体験している。

小学生の頃はよく話を聞かされたものだ。親父は中国戦線でロシアの捕虜になり命からがら

復員してきた。母親は中学生であったが、それこそ艦載機に機銃掃射されたこともあったそうだ。

夏の花火を見ていると必ず「空襲」を思い出すと言った。町が焼かれているというのに焼夷弾が

雨あられと落ちてくる様を「綺麗だ」と思ったそうだ。夜が明ければ、地獄絵図なのですがね。

そんな話を聞くに付け、戦争というものはなんと悲惨なものなのかと子供心に思った。

終戦から68年。今や映画や小説でしか知ることができない過去の出来事であるが、誰かが伝えて

いかないとそれこそ風化してしまうというものだ。


この本が多くの人に読まれているのをきっかけに(恋愛部分を抜きに)、もう一度どれだけ罪もない

人々が命令されて亡くなっていったのか。残された家族の悲惨さはどうだったのか。

きな臭くなってきた最近の状況を注目して、戦争反対を叫んでいきたい。


永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)

  • 作者: 百田 尚樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/07/15
  • メディア: 文庫



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