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「和菓子のアン」 [本]

最近天気も安定して、休日も晴れの日が多くなったのですが何故か出不精になってしまい、

本を読んだりゲーム(主にクロスワードパズル)なんかで一日を過ごしてしまいます。

そろそろ新緑も綺麗になる頃なので、撮影に行っても良いのですが朝遅くまで寝ていると

日が高くなってからだと暑いし、なんだかんだで結局出掛けるのが億劫になってしまいます。


今日も本の紹介なのですが、本を選ぶ時はあまり情報を得ないで本屋に行ってから決める

のが多いです。ベストセラー物(最近は村上春樹ですか)もちょっと立ち読みぐらいはしてみますが

購入には至りません。どうも、小難しいのは苦手というかあまり触手が動かないようです。


今日の本は「和菓子のアン」坂木司著。

ぺらぺらと何ページか読んでみると、わかりやすくて面白そうなのでつい購入。

内容は、高校を卒業したちょっと太めの女の子がデパ地下の和菓子店にアルバイトに入るところから

物語は始まる。一風変わった店長と店員をはじめ、様々なタイプの客とのやりとりがあり、

和菓子に関する知識も読み進むうちに身についてくる。

裏カバーの宣伝文句じゃないが、読めば思わず和菓子屋さんに走りたくなる。


なにげなく食べているだんごとかまんじゅうとかも由来を知ったり、作り方を知ると今まで以上に

和菓子に対する愛着が湧いてきそうだ。

これに似たような漫画で「あんどーなつ」というのもあったが、それも和菓子を知るうえでとっつきやすい

本だった。


この本に戻ると、デパ地下のテナントの話ということでデパ地下の裏というかデパートの実態が

わかるという点も楽しかった。もちろん、ドキュメンタリーじゃないので作者の想像で書いているのかも

しれないけど・・・。トイレや休憩に行くときの符牒だとか、バックヤードの様子とか実に細かく描写

されている。


和菓子ということで四季で章を区切っているのもわかりやすく、どこから読んでも楽しめる。

難しいことは何もないので、さらっと読むには最適な一冊です。


作者の坂木司さんだが、もちろんペンネームだろうけど書き方からみて女性ではないかと。

最近ペンネームだけでは男性か女性かわからない人が、いっぱい出てきてますからねえ

まあ、面白ければどっちでも構いませんが。



和菓子のアン (光文社文庫)

和菓子のアン (光文社文庫)

  • 作者: 坂木 司
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2012/10/11
  • メディア: 文庫



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